55歳女性
足首の捻挫が治りかけたところ、更に膝を打撲。腰に痛みも出てきた。
既往症は多発性硬化症。治療のほぼ全工程を動画におさめました。
子午鍼法による診断から始まることが多いですが、今回は腹氣鍼診断から。
そして奇経診断により証を定めます。
証は「脾虚腎肝実」と決定しましたので、難経69難に則り、本治法を行います。
主訴である膝の痛みに対処するため、後方検脉診断とその結果に則って標治法を行います。
経絡治療を初めて体験される方が必ずといって不思議がられるのが、痛みのある箇所ではないところに処置が施されることですね。実際に痛みがあるところを直接触るのが標治法となります。
初出:2016/05/19
旧ブログ:はてなブログ