治すことができれば悪くすることもできるのが子午鍼法です。
だって反対のことしたらいいんですもんね。
何をしたら悪くすることができるのか、それをわかっていることこそが再現性ではないでしょうか。目分量の「効いているはず」では成し得ないことです。
https://kishinijutsu.net/2020/04/05/%e3%81%93%e3%81%ae%e8%a8%80%e8%91%89%e3%80%81%e4%bd%bf%e3%81%a3%e3%81%9f%e3%81%93%e3%81%a8%e3%81%82%e3%82%8a%e3%81%be%e3%81%9b%e3%82%93%e3%81%8b%ef%bc%9f/
日々進化している氣鍼医術、1年前とはまったく治療工程が変わっていることもあります。
選穴のために以前は虚圧痛部位を探していましたが、いまは指鍼がそれに代わっています。
みなさんご存知のように(知ってるよね!)強刺激は瀉となります。
昔話です。
腕があがらないという症状に対してとある先生が子午治療をされました。
痛みの部位の拮抗経絡を補います。上がらなかった腕があがるようになりました。
さらに症状を改善するために、押手や取穴部位の見直しを行っているうちに。
に。
上がるようになっていた腕が、ガクッと落ちました。悪くなったのです。
なぜ?
虚圧痛点を探しているうちに指の圧が強くなって瀉になってしまっていたのです。
補わなくてはいけないのに、瀉してしまった。
だから改善すべき症状が逆に悪化してしまったのです。
・子午は補法である
・強刺激は瀉法になってしまう
これがわかっていれば、症状が悪化したとしても慌てることなく、正しい補法を行えば上がらなくなった腕も再び上がるようになるということです。
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