こんにちは!
脉診のことなんか全然わからないときに、平気で飲酒後に治療にいってた私がやってきましたよ!
中村泰山先生の治療だったんですが、「ほんとはお酒が入ってる人には治療しないんですけどねぇ」と言いながらも治療してくださいました。
泰山先生、いい人!
お酒を飲んでるかどうか、風邪をひいてるかどうか、すべて不問診断というか脉診でわかってしまいます。
飲酒検問で使えるかもですね(違。
まずは酒脉と風邪脉の違いです。
脉状なるものの表現を初めて知ったとき、ワインみたいだと思いました。ほら、スミレの花の薫りとかっていうじゃないですか。
騒がしい脉と騒がしくない脉、潤いのある脉とない脉、とぅるん♪としている脉とそうでない脉、実際に触ってみればその違いがわかります。
うん、うん、これが「とぅるん♪」なんだ、と。
ご自分で飲酒前と後の脉の違いを確認されたらいいですね。
馬力という言葉は馬何頭分の力という、そのまんまの意味ですが、ばんえい競馬などで馬が重い荷物を引きずって障害を乗り越えるときの様子を思い浮かべていただいたら、「馬力のない車が坂道をあがるとき」という形容もどんぴしゃな例えだというのがよくわかります。心臓が全身に血液を巡らせようとしてもポンプの馬力がない状態の脉です。
不正脈といっても、せわしい不正脈かゆるやかな不正脈か、同じリズムを刻む不正脈かランダムな不正脈か。
※氣鍼医術では西洋医学的な不整脈という言葉のかわりに「不正脈」を用いています。
判断の基準が明確です。
ちょっとした不調で来られた患者さん、実は心筋梗塞直前というケースも稀ではありません。
脉を把握できたからこそ助かったものです。
氣鍼医術の脉診は従来の経絡治療における六部定位脉診とは異なり、基準が明確ですので初学者にも判別ができる脉状診です。
1鍼1穴ごとに脉診をいたしますので、治療の効果がその場でわかります。
治っているはずだ、様子をみましょう、という言葉で患者さんに帰っていただくことはありません。
症状の改善を感じていただけるまで、つまり脉が良脉になることが治療目標なのです。
↓良脉の定義はこちら
福島弘道先生の経絡治療を発展させ、経験値に頼る名人技の範疇にとどまらないものへとブラッシュアップしたのが氣鍼医術です。
再現力、速攻力、治癒力と3つの力をもつ氣鍼医術、みなさまの臨床にお役立てくださいませ。