門前の小僧蔵出しネタです。
ベテラン女性患者さん、自宅でもお灸を熱心にされ、多少の不具合はご自分でパイオネックスを貼って対処されてます。
偉い!偉いぞ!!患者の鑑!!!
そんな鑑さん(なに、それ)、鼻グズが続いています。
鼻グズといえばあれですよ、あれ。
降圧剤とおわん灸
鑑な患者さんですから当然おわん灸をされているものかと思っていましたら。
ら。
鼻詰まりがひどいから耳鼻科いって抗生物質もらってもう3週間になるんやけど全然治れへんわ
と、衝撃の発言が!!
抗生物質だけでも衝撃なのに、3週間も飲み続けてるだなんて!!
抗生物質なんて短期決戦で使うもの、飲み続ける患者も患者なら、投与している医者も医者やな、と腹の中で毒づいていた私を許してください。
なんでおわん灸しなかったんですか?と患者さんが帰られた後に葛野代表に尋ねました。
葛:あの患者さん、初めてとちがうよな
小:はい、もう何年も
葛:あの人がどんな人かわかっとるやろ
小:えー、はー、お医者さん好きですよね
葛:おわん灸も何度か教えた、抗生物質は続けて飲んだらあかん、て何度も言った、でも鍼灸にまかせるのは肩こりや腰の痛みだけだと思っとるんや
そういう患者さん(どういう?)は他にもいらっしゃいます。
降圧剤を服用されてるやはりベテラン男性患者さん、朝からフラフラする、といって来られるときは例外なく血圧が下がりすぎています。
血圧はさげすぎてはいけない、処方どおりに薬を飲んでは効きすぎる、脳の血流が悪くなりフラフラするのだ、という注意をもう100回は聞いたでしょうか(大げさでなく、
なぜこうも同じことを繰り返すのか、降圧剤を服用し続けるのか。
葛野先生の腕のほどがわかっているベテラン患者さんであっても、鍼灸にまかせるのは整形的症状だけという思い込みの方が少なからずです。
思い込みというものは本当におそろしい色眼鏡で、目の前で治っているものであってもそれを認めようとはしません(その逆が、イワシの頭ですね)。
風邪や成人病などの治療をまかせてもらえるようになるために、普段から肩こりや腰痛を治していなくてはならない、と葛野先生は常々おっしゃっておられます。
どこでも治らないものをまかせて貰えるようになるために。
氣鍼医術では難経六十九難本治法により、腎実瀉法により腎臓結石を、肺実瀉法により肺炎を「治す」ことができます。
新薬服用のデメリットがメリットを上回ったとき、病院にいっても治らないという症状は、氣鍼医術におまかせください。