次の動画を見て設問に答えよ。
えー、私の鍼って補瀉とかないからわかんなーい、とおっしゃるそこのあなた、ごめんなさい。
どうぞ、トリガーポイントやルート治療の森にお戻りください。
「答えは1:20に」とか言っておきながら0:38しかないやんけ!とお怒りのあなた、ごめんなさい。掴みでした、掴み。本番は別途用意しております。
ではフル尺の動画をどうぞ!
1:20以降をご覧いただけましたでしょうか。
抜鍼の後、母指にて鍼口を塞いでいますね。
これが「補法」であるシルシです。
「残心(ざんしん)」といいます。
補った氣をより充実したまま残し、正氣を漏らさないようにする手技・心持ちをいいます。
選経、選穴、押手がしっかりしていても、最後の最後、抜鍼時に氣を漏らしてしまっては補法の効果がありません。
この動画では見えにくいですが、治療家の右手はずっと検脉を行っています。
残心がしっかりしていなければ、脉は当然目指す良脉とはなっていないでしょう。
治療の成否を見極めることができるのは、1穴ごとの検脉の賜物です。
治療の精度をより上げることができる氣鍼医術の脉状診、是非とも皆様の臨床にお役立てくださいませ。