7月7日はカササギの日です。
ウソです。
いえ、ウソではありません(どっちやねん。
7月7日は七夕、織姫と彦星を隔てる天の川にカササギが橋をかけるのです。
こちらは大阪のその名も鵲(かささぎ)橋。
https://4travel.jp/travelogue/10745931
さて、みなさんご存知のように(知らんか)神戸にもカササギがおります。
いえ、いません(どっちやry。
正しくはカササギにまたがった扁鵲です。
氣鍼医術鍼術指南極意の序文を書いてくださった藤原知博士の著書「針灸医学試論〜復権の理論を模索する」、そのまえがきの最初の部分をご紹介します。
針灸医学、この価値あるものにたいする現代社会の無礼な処遇にいきどおりを感じ、同時にまた真の言葉の意味で、この価値あるものが自らの価値に目覚めることの少なすぎることに憂いを感じ、問題提起の意味をこめて本書を綴ることにした。
https://kishinijutsu.net/paper/sinangokui/fujiwara/
藤原博士がいきどおっておられるところに同じく杞憂を感じていらっしゃるのが Associate Professor at Southwest Acupuncture College (USA) の 武田洋樹先生です。
ドライニードリングとならぬために〜武田洋樹先生
鍼灸のホントの実力とはドライニードリングのようなものではないのだ、と。
虚実もみず補瀉も行わない現代鍼に、扁鵲と同じ治療力を求めるのは無茶なことでしょうし、なにより本来の鍼灸治療の力を現代鍼灸しか知らない治療家のみなさんがその力をご存知ないことが何よりもどかしいことです。
鍼灸とは経絡の虚実をみて補瀉を行うこと、この基本にたちもどるべき時なのではないでしょうか。それはドライニードリング程度に収まらず、治療のよりひろい可能性に向けてカササギが羽ばたいて行くようなものと思います。
多くの治療家のみなさまが、カササギにまたがってとびまわる扁鵲となられますように。そのお手伝いを氣鍼医術ができますように。
韓国ではカササギはおめでたいモチーフとしてポピュラーなようです。
また、トラをからかう民話も。