数あるブログの中から当「氣鍼医術症例ブログ」をご訪問くださりありがとうございます。
夏季特別講座「脉診講座」を開催いたしましたので、その報告をさせていただきます。
学生さん3名に加え、氣鍼医術初体験の方3名に氣鍼医術の脉状診、そして脉締を体感していただきました。
脉を見るという作業単体ではわかりにくいので、子午診断と一緒にしていただきました。
上がらなかった腕が上がる、痛みがその場で取れる、そういう状態の時に脉がどうなっているか、症状が改善した時が脉締している状態であるということを体験していただきました。
実習では、6年間治らなかった股関節の痛みがその場で取れ、子午の威力をわかっていただけました。
皮膚に触れ置いてから浮・中・沈と押し込んでいく微細な技術、そして脉の変化に驚かれていたようです。
短い時間でしたが、最後はモデル治療で終了。
ご本人にも自覚のない風邪症状を発見できたのは、もちろん本治における使用穴が経金穴だったからです。
受講された方から頂いたアンケートの一部をご紹介いたします。
1:今回の講座の内容は分かりやすかったでしょうか?
とてもわかりやすかったです。
3:従来の脈診との違いはお分かりいただけましたでしょうか?
はい、素脈と脈締の大切さがよく分かりました。
4:脉締の感覚はお分かりいただけましたでしょうか?
完全に分かったとは言い難いですが、実際に教えてもらいながら
わずかに感覚として捉えられたかなと思います。
少なくとも自分で練習していく手がかりは掴めたのかなと思います。
5:今後、氣鍼医術を臨床で使ってみようと思われますか?
勉強を続けて臨床に出たときにはぜひ使っていきたいです。
6:氣鍼医術を使っていただけるなら、従来の鍼治療と違ってどんなところが優れていると感じられますか?
学生なので実際の臨床経験はありませんが、学校の実技で教わる現代的な鍼は
やった直後は首や肩や腰が軽くなる気がするのですが、次の日に調子が悪くなることが
あり、それは治療とは言わないなあと感じていました。
先日受けた気鍼医術は鍼を刺されるときに負担が無く、痛みはその場で軽くなるし
次の日も調子が良かったので、思った通り良い治療方法だと思いました。
8:ご自由にご感想を
地元の経絡治療の勉強会すらコロナで聴講することができないなか、ずっと気になっていた
氣鍼医術の講習会に参加することになるとは思いもしませんでした。
距離的にも時期的にも(コロナ的に…)参加して大丈夫かしら、と思いつつも思い切って
参加してみて本当に良かったと思います。
みなさんに親身になって教えていただき、自分のこれからにつながる貴重な体験が
できました。
私が理想とする治療は、治療自体の負担が少ないことと、苦痛を取り除けることと、
患者さんの持っている自己治癒力を引き出して楽にする手伝いをすることなのですが、
氣鍼医術を使えるようになったらそれを実現できるんじゃないかなあと思いました。
まずは教科書を10回読むところから始めていきたいと思います。
ありがとうございます!
是非とも臨床で氣鍼医術をお役立てください!!