数あるブログの中から当”氣鍼医術症例ブログ”をご訪問くださりありがとうございます。
経絡治療の経験が4年以上の方を対象とした玄庵塾の令和3年度第6回を開催いたしましたので、その報告をさせていただきます。
風邪様症状の塾生のモデル治療です。ほぼ全工程の動画です、参考になさってください。
まずは腹氣鍼診断®︎から始まります。診断6穴の虚実を見ることによって、難経六十九難本治法の証がわかってしまうという、葛野玄庵が開発した画期的な診断法です。
次は奇経診断で確認です。矛盾があるようなら、1段階前に戻ってやり直しです。これを面倒と感じる方も少なからずですが、この工程があるからこそ確実な証立てが可能なのです。
心包虚肺腎実と証が確定しました。
1)心包 補
2)肝 補
3)肺 瀉
4)腎 瀉
肺の瀉法です。1箇所で邪が取りきれなければ、2箇所、3箇所と行います。
腎の瀉法です。
照海に丁寧に雀啄を施します。
本治法の後は、標治法です。
肩の痛みに対して、督脈処置が施されます。
脉締(みゃくてい)という客観的な基準があるからこそ、高い再現性を持つ治療が可能なのです。
その場で治療の成否を確認できる氣鍼医術、ぜひ皆様の臨床にお役立てください。
お知らせ
来月2月より、玄庵塾は氣鍼医術臨床講座普通部の午後に統合されます。
氣鍼医術OBの方、経絡治療の経験はあるけれどブランクのある方、等々、お気軽にご参加くださいませ。