数あるブログの中から当”氣鍼医術症例ブログ”をご訪問くださりありがとうございます。
経絡治療の経験が4年未満の方を対象とした氣鍼医術臨床講座普通部の令和3年度第11回を開催いたしましたので、その報告をさせていただきます。
一年間の最後ということでまとめです。子午診断から奇経診断、腹氣鍼診断®︎、そして本治法の証を導き出すまでの1連の流れです。
従来の経絡治療と氣鍼医術を分かつもの、それは脉締の存在と難経六十九難の解釈の違いです。
気鍼医術における難経六十九難の臨床的運用解釈
右膝内側の痛み、という症状を例としての解説です。
午後からはベテランも加わっての合同臨床部会。葛野代表も加わります。
理論はシンプルな氣鍼医術、治療の成否を左右するのは押手、取穴です。
教科書通りのツボの地図では収まらない、生きた取穴という考え方が大切です。
座学の後、まずは子午の実習から。
この日は脈診を体験したいという、経絡治療が全く初めての方が聴講に来られていました。手を触れ置くことから子午、そして脉締の感覚を体験していただきました。
1年間で脉の変化、押手、取穴、子午、奇経、腹氣鍼診断、そして本治法から標治法まで学んでいただきました。
基本は子午鍼法、初学者の方でも押手や取穴をしっかりしていただければ、ベテランに負けない治療結果が臨床において出されています。
再現力、即効性、治療力の3つを同時実現する氣鍼医術、皆様の臨床にぜひともお役立てくださいませ。
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