漢医堂三ノ宮分院にて、火曜午後/日曜夕方の治療を担当されている、松崎広恵先生による症例報告です。
40代男性 主訴:頭痛
普段から頻繁に頭痛が出る。最近仕事が忙しく睡眠時間が少ない。左側頭部の痛みを訴えて来院。
まずは、子午鍼法にて左側頭部の痛みを左胆経の実とみて右心経の神門に鍼を当て補法。脉締を得たところで男性に質問。
痛みはまだ残りますか?
側頭部の痛みは取れて、左前頭が痛みます
次に、左前頭部に対して左胃経の実とみて、右心包経の大陵に補法。
前頭部の痛みは取れて、左後頭部の痛みが残ります
最後に、左後頭部の痛みを左膀胱経の実とみて右肺経の魚際に補法。
まだ痛むところはありますか?
痛みがほとんど取れてスッキリしました!
男性は交通事故で大怪我を負った過去があり、頸椎捻挫の後遺症がある。睡眠不足やストレスなどで体力が低下すると経絡の不調和をきたし、顕著に頭痛として症状が現れる。
今回は子午鍼法を使って、不調和経絡の虚実を補法のみで調整することで痛みが取れた(子午鍼法は補法鍼法)。
鍼をしたその瞬間に症状が取れる。氣鍼医術の子午鍼法はシンプルながら、驚くべき効果が実感できる。
交通事故の後遺症もその場で霧消する子午鍼法、驚くほどシンプルなので、3時間の講座で習得していただけます。
その日から臨床にお役立ていただけます。
経絡の存在を実感できる子午鍼法、ぜひご体験くださいませ。