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氣鍼医術臨床講座受講4年目の幸田佳祐先生による、漢医堂社(やしろ)本院での研修レポートをお届けします。
7月から、漢医堂社本院にて
氣鍼医術代表 葛野先生ご指導の元
研修生として学びの機会を頂いています。
今はついていくのでやっとですが、
「開業する為の研修なんだ」
と、自分に喝を入れる意味も込めて
少し長いですが
今の想いを記したいと思います。

まずは、大前提となる心構えから。
「私は鍼灸を通して何を表現したいのか。」
ここを今改めて問い直しています。
一旦、根底に立ち返り。
そもそも「医療」とは何かについて
考えることにしました。
検索すると出てくるのが
“医術で病気を治療すること”
[医術]
いかにも鍼灸がイメージしやすい言葉だなあ
というのが第一印象。
さらに調べると、
医療の本質は
“人類の生命と尊厳を尊重し
個々の患者の苦痛を和らげ
生活の質を向上させること”
とありました。

今まさに研修時に目の当たりにしている
葛野先生の鍼灸施術こそ
医療であり、医術であり、
まさに医療の本質を捉えていると感じました。
そして、研修前の雑談の中で
葛野先生がぽつり。
「氣鍼医術は
日本伝統鍼灸医術である」
なんというお言葉。
私の中の霧が晴れた瞬間でもありました。
葛野先生。
この場をお借りして有難いお言葉を頂き、
ありがとうございます。

最後に私の持っている想いをひとつだけ。
それは、
“ひとりひとりが
本来持っている個性や
その人の輝きを見たい”
です。
奪い合わず、分かち合い。
誰も傷つけず、助け合い
個性を認め合い、支え合う。
ひとりでは生きていけないのだから。
今までに出逢った人達や、
これから関わる方々へ
感謝を忘れずに。
今ご縁のある鍼灸というものに
誠実に向き合って
痛みや苦しみから解放され
大切にしたい事を大切にして
やりたい事がやれる。
そんな方がひとりでも増えるのであれば
それはきっとかけがえのない事であると。
そう信じて、
これからの研修、鍼灸練習に励みたいと思います。
長くなりましたが
読んでいただきありがとうございました。

鍼灸医術とは何か、氣鍼医術の精神を葛野玄庵がしたためたものがこちらになります。
未読の方はぜひご一読を。