こんにちは、門前の小僧です。

実は痛みへの耐性がゼロに等しいです。歯科医の問診票の治療希望欄に「痛みへの耐性がゼロなので余計なことしないでください」と書くくらいです。しかし幸いなことに頭痛持ちではないのです。
それだけに、たまの頭痛が耐えられません。頭痛持ちの人からしたらきっと蚊に刺されたようなレベルの痛みでしょう。
頭痛さんが久々にお見えになりました、子午でその場しのぎをしていたのですが一晩たっても治りません。
諦めて真面目に治療することにしました。

痛みは左後頭部、胆経と判断します。
胆経の子午拮抗経絡は心経、右の神門を補います。

脉締。頭痛も治りました。
心が虚で胆が実です。
ここまでは昨日から何度もやっているのです。
サボっていた続きをやります。

奇経診断は
臨泣(N)ー後谿(S)
脉締です。
本治法の証は
心虚肺腎実証と推測されます。
1:右心補
2:右肝補
3:左肺瀉
4:左腎瀉

終わり。
いえ、終わりません(どっちやねん。
浮腫があるとか熱っぽいとかがない時は、いつも原穴を使います。
しかしそれでしっかり脉締しなかったのです。奇経診断をやり直しましたが、間違ってはいませんでした。
※これが氣鍼医術の診断の正確さの根拠の一つです。前段階に戻ってやり直すことができるのです。
ということは原穴よりふさわしいツボがあるということ。
もっかい脉をちゃんと見たところ(最初からちゃんと見ろよな!)これって数脈じゃん。
つまり。
風邪じゃん!!
風邪には経金穴です。逆に、経金穴で脉締したら、例え自覚がなくともそれは風邪ということです。

脉締。
終わり。
いえ、終わりません(どっちry。
最後は陽経の処理です。

臨泣と後谿に残ったチリを払うために軽く瀉法を行います。
脉締。
今度こそほんとに終わりです。
風邪所以の頭痛だったようです、気づいていなかった身体の熱っぽさも取れてスッキリ♪
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