週に一度の中村先生の治療を受ける機会、ほぼほぼ質疑応答の時間です。
門前の小僧:
暑さのせいか脳梗塞が多発だそうですけど、氣鍼医術で脳梗塞に対応できることってどんなことがありますか?
中村泰山先生:
症状によりますね
梗塞が詰まってしまったらもうダメなんですよね?
詰まって麻痺が出た後、その麻痺をどうリカバーさせるか、それは対応できることもありますね
これは梗塞になりそうだな、って脉でわかりますか?
強いて言えば「芤(こう)脉」ですかね
ああ、ネギの脉ですね!
ネギを小口切りにした時のような、中空状態の脉です。どこかで出血しています。
結石の時もそうでしたっけ?
結石が体内で移動すると、石が血管を傷つけます、それで発熱したりしますね
もちろん硬い脉なんですよね?特定の証ってありますか?
柔らかくはないですね、証は色々ですわ〜
明らかに呂律がおかしくなったとか、そういうことってありました?
なんかおかしいな、と感じる時はありますね、そんな時下手に触ると梗塞が動く恐れがありますから血圧の高い方は要注意です
降圧剤を服用されてる方も脳梗塞要注意なんですよね
そうです、血圧が必要以上に下がると流せる梗塞も流れなくなって詰まってしまいます。
とにかく水分を摂ること、液体じゃないですよ、水分ですよ!
わ、わかってますよ!お酒は液体だけと水分じゃないですものね!!
異常を感じるためには普段を知っておくことが必要。
脉診を行うことで患者さんはもちろんご自身の健康管理にもお役立てください。
氣鍼医術の脉診は、良い脈(良脉)の基準を明確に設定しています。ゆえに再現性のある結果につながるのです。
効いたかどうか、治ったかどうかがその場でわかる脉診、皆様の臨床にお役立てください。