数あるブログの中から当「氣鍼医術症例ブログ」をご訪問いただきありがとうございます。
経絡治療の経験が4年以上の方を対象とした玄庵塾の令和3年度第5回を開催いたしましたので、その報告をさせていただきます。
まずは下腿肉離れの治療。痛みがあるので標治法に重きが置かれました。
氣鍼で患部に丁寧に瀉法がなされます。
痛みに対して鍼と灸、気血の両方に作用させます。もちろん鍼数も検脉して確認しながら決められます。
奇経診断は合谷ー申脈、腎虚心(包)脾実証でした。
次は五十肩の治療。督脈処置の独壇場です。
督脈処置のほぼ全工程を撮影しておりますので、ぜひ参考になさってください。
深刺しは棘突起にまで鍼が達することもしばしば。深さの程を微細にコントロールできるのは後方検脈があってこそです。
後方検脉の凄さ、わかるかなー?
最後は脇腹痛の治療です。子午診断、奇経診断、本治法と良い見本となりました。こちらの動画も参考になさってください。押手や用鍼の選択、取穴など、工程のひとつひとつの丁寧さをお分かりいただけると幸いです。
取穴の1ミリのずれ、脇の締めが甘さなどが補正されることで、その場でテキメンに脉の状態が変わります。
この繊細さ、丁寧さこそが治療力の根拠となっています。
そしてこれはオンラインや古典を机上で開いているだけでは得られないものです。
是非ともリアルな氣鍼医術を体験なさってください。
氣鍼医術を体験していただける機会は3つ。
・臨床講座普通部単発受講
・治療見学
https://kishinijutsu.net/acupuncturist/course/course-outline/
・治療家専用コース
治療家さま向け特別メニュー
そして今年は特別に九州出張治療を行います。
小倉出張治療会のお知らせ
いずれかの機会で氣鍼医術を体験していただけますように。そして皆様の臨床に氣鍼医術を活かしていただけるならそれに勝る喜びはありません。