数あるブログの中から当「氣鍼医術症例ブログ」をご訪問くださりありがとうございます。
令和5年度の第2回を開催いたしましたので、その報告をさせていただきます。
開催日:20230514
開催場所:三浦ビルセミナールーム
講師:中村泰山 / 葛野玄庵
午前
・座学)子午治療と子午診断の違い(中村泰山)
・実習)肺経を補うことで前屈の改善を確かめる
午後
・症例報告(葛野玄庵)
・モデル治療(葛野玄庵)
・ペア実習
即効性のある標治法である子午鍼法、拮抗経絡さえ知っていれば、誰でもその場で症状を改善できます。しかし、本治法の証を見極めることを目的とするなら、意識しなくてはならないポイントがいくつかあります。難経六十九難を念頭に推測することで、治療時間の短縮が可能です。
肺経を補うことで、前屈をより深く行えるようになることを確認です。押手が甘いと不十分な補いとなり、前屈の深さにも変化はありません。中村泰山先生の最高記録は30センチ(!)だそう。治療の成否の程が如実にわかる実習でした。
ぎっくり腰など横に寝ていただけない患者さんに、座位での子午治療は威力を発揮します。
こちらの症例の詳解です。
顔面部の激痛〜病院より鍼治療を選んだ患者
奇経診断において判断がつきにくい場合は、磁石の数を増やします。
お灸の特訓(?)が始まりました。いかに艾柱を細くするか、絹糸状にするか。
泰山先生、ご指導ありがとうございました!目指す治療家に一歩近づけたかな??