淡路の北野鍼灸院北野文章先生による、症例報告です。
男性 30代 先月の続き
8診目
腰の痛みはかなり軽減されてきた。
右ふくらはぎは痛みあり。
仕事中はそれほどではないが、子供の少年野球を外で長時間立って見ていたら痛くなる。
長時間の運転も痛くなる。
【証】腎虚心虚左から 榮火穴
督脈は氣鍼①から②
腰椎から仙椎までの華陀穴の反応を探し、氣鍼③から氣刺鍼①
腰椎５番の棘突起間にお灸を13壮
ないとう式（督脈上連続糸状灸）2壮
12診目
仕事中の痛みはほぼなし。
忙しい時に少し痛みを感じる程度。
長時間立ち続けていたら、ふくらはぎが少し痛みを感じる程度。
【証】心虚肺腎実証 左から 経金穴
督脈の反応点（腰椎5番）氣刺鍼②
右華陀穴氣鍼③から氣刺鍼①
ないとう式2壮
13診目
忙しい時に少し痛みがでる程度。
ふくらはぎの痛みも、長時間立ち続けてたら少し感じる程度
【証】心虚肺腎実証 左から 榮火穴
12診目の時は経金穴を使用したが、13診目は榮火穴を使用。
12診目の時は仕事が休みだった為か、腰椎のヘルニア部分に負担をかけずに済んだよう。そのため榮火以外の経金穴で脉が締まり、13診目は仕事終わりの来院だったためか、榮火穴での脉締となった。
ヘルニア部分に負担がかかると炎症がでてしまう。
脉診では熱をもつような感じはなかったが、五行穴に鍼をあてていくと榮火穴が最も締まった。
氣鍼医術では「脉締」という定義がある為、痛み＝兪土穴（体重節痛）を使用とはならず、脉の締まりが悪い場合は他の五行穴に鍼をあてて1番脉が締まるツボを探す。
氣鍼医術はこのようなことが出来るため、即効性、多様性、再現性を可能にしている。
講座内容改訂のため、令和６年度も新規募集はお休みさせていただきます。
令和７年度に向けて、２回だけ聴講を受け付けます。
４月１４日（日）、５月１２日（日）それぞれ１０：００〜１６時すぎ（途中昼休憩あり）
場所は三浦ビル５階セミナールーム
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