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2025/07/13開催の氣鍼医術臨床講座での、補法の抜鍼の指導の様子をまとめました。
氣鍼医術では鍼の手技に明確な補瀉の違いがあります。
経絡の虚実を整えなくてはなりませんから、当然のことですね。
虚している経絡は補わなくてはなりません。
補った氣が漏れてしまってはいけないので、抜鍼の際に鍼孔にフタをするという工程が不可欠です。
補法の効果を高めるには
①氣が漏れないような押手を作る
②押手圧を軽すぎず/重すぎず、適正なものとする
③抜鍼の際に氣が漏れないように鍼孔にフタをする
この3つに気をつけることが大切です。
特に③、フタをするのが遅いと、氣が漏れてしまいます。
初学者は抜鍼の方に気を取られがちなので、今回はフタをすることに集中しての実技となりました。
補瀉の概念のない鍼で、刺しっぱなし、抜きっぱなしのために氣が漏れて、患者が失神してしまうというのもありがちなことですね。