数あるブログの中から、当氣鍼医術臨床ブログをご訪問くださり、ありがとうございます。
子午鍼法実践講座を開催いたしましたので、その報告をさせていただきます。

開催日:令和7年11月23日(日)
開催場所:三浦ビルセミナールーム
10:00〜13:00
講師:三吉晴久/松崎広恵/中村泰山
当日の流れ
1:理論講義
2:デモンストレーション
3:脉締の感覚説明/NSで実技
4:押手の練習
5:ペアで実技
1:理論講義
習得目標
- 子午鍼法を「病症が存在する実経絡に対し、拮抗する虚の経絡を捉えて補う」簡単明瞭な補的鍼法と理解する。
- 子午拮抗経絡を覚える。
- 「脉締(みゃくてい)を得る」を感得する。
- 補法の押手の正確な手技を習得する。

2:デモンストレーション




実際に体験していただくと、症状がその場で霧消することにどなたも驚かれます。
3:脉締の感覚説明/NSで実技



臨床で脉診をされている方も少なく、されていても六部定位の脈差診の方がほとんど。氣鍼医術ならではの脉状診を体験していただきます。脉の変化がわかりにくい場合は、磁石の平鍼を貼付することでわかりやすくなります。
4:押手の練習
補法の治療の成果を左右するのは押手の正確さといっても過言ではありません。押手によって脉が変化することも体感していただきます。
5:ペアで実技



いよいよ鍼を手にしての実習です。右手で脉を見ながら左手で押手を作る。両手を同時に稼働させていると、押手の動きが脉の変化に直結しているのがよくわかっていただけます。脉が締まった時、つまり脉締(みゃくてい)を得られた時に症状を確認して貰えば、治療前より明らかによくなっていることがわかります。

理論的には子午拮抗経絡を憶えるだけでいいシンプルな子午鍼法。治療の成否を分つのは押手と取穴です。
その手技は日々の鍛錬で磨くしかありません。
ご興味を持っていただけたなら、テキストをご覧いただければ幸いです。


