最近特に腎臓・肝臓という重要な臓器そのものに重篤病証の増加傾向がある。疲労倦怠感・口渇・腹部、腰部の激痛や鈍痛・尿の出が悪い・血尿・手足・全身のむくみなど、全身の叫びともいえるこれら諸症状は腎機能低下によることはまちがいない。
かつて「沈黙の春」を著したレイチェルカーソンは農薬散布を緩慢なる殺人行為であると主張したが、医療においても過度の投薬は今やまさに緩慢なる殺人行為であり、無知な患者の自殺行為といっても言い過ぎではない。
さらにとめどもない食品添加物・着色料、農薬など人間を襲うこれら複合汚染という邪を肝経絡や腎経絡の持つ解毒作用によって身体防衛しているのであるが、まさにそこは外邪との戦場なのである。
つまり「肝・腎」が戦いの場となっていること、それが「腎実証」が増加している原因なのである。
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初出:2016/07/08
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