数あるブログの中から、当「氣鍼医術症例ブログ」をご訪問いただきありがとうございます。
先だっての研究部の講義
テーマは「風邪治療」でした。
風邪をひいたからといって鍼灸治療に来られる患者さんは少ないのが現状でしょう。鍼灸は整形外科的な症状に対応するもので、内臓疾患を治せるものという認識をお持ちの方は少数派でしょう。
大流行のインフルエンザにも対応できるのが氣鍼医術。即効性が強みの氣鍼医術ですが、熱、鼻水、咳、喉の痛みなどの風邪の症状もその場で抑えてしまいます。
風邪治療のだいたいの流れの動画です。全部で10本です。ご高覧いただければ幸いです。
1:不問診断の多い氣鍼医術ですが、風邪治療ということでだいたいの症状を問診しています。そして指鍼にて証のだいたいの目星をつけます。
2:推測される証を確認のため、テスターを使っての奇経診断です。
1分30秒よりさらなる確認のための腹氣鍼診断です。
3:奇経診断、腹氣鍼診断より証が確定されます。
4:症状の改善が確認できたので、証の正しさがわかります。
5:本治法に使用する経穴を選びます。
6:本治法(補)
7:本治法(瀉)
8:腹本治(腹部診断5穴)への補瀉
9:裏本治(背部兪穴)への補瀉
10:ナイトウ式
今回は子午診断は行っておりませんが、子午のかわりに指鍼によって虚実をみて、証をだいたい推測
↓
推測された証が正しいかどうか、奇経診断、腹氣鍼診断によって確認
↓
証を確定する
↓
その証から補瀉を行う経穴を決める
↓
補瀉を行う(本治法終了)
↓
補いきれなかったもの、瀉しきれなかったものを調整するための標治法
風邪治療といっても、通常の治療の流れと変わったことはありません。
虚実の見極めとそれに対する補瀉、選穴の的確さ、もちろん押手など手技の確実さ、これらによって風邪もその場で治すことができるのです。
理論は超シンプル、再現性・即効性・治癒力にとむ氣鍼医術、どうぞみなさまの臨床にお役立てくださいませ。
最後までお読みくださりありがとうございます
↑クリックしていただけると励みになります♪