数あるブログの中から、当「氣鍼医術症例ブログ」をご訪問いただきありがとうございます。
毎月第4土曜日は塾生・既卒生を対象とした補講です。平成30年度第3回目を開催いたしましたので、本日はその報告をさせていただきます(文責:サイト管理人C)。
開催日:2018/06/23
開催場所:漢医堂三ノ宮分院
講師:葛野玄庵
今回は本邦初公開の技術があったため、撮影禁止令が下りました!ご紹介できる画像が少ないことお詫び申し上げます。臨床データが蓄積され正式に発表できるまで、今しばらくお待ちいただきますようお願い申し上げます。
新技術を氣鍼医術の従来のやり方にどう組み込んで行くか、という解説がメインでありましたが、そのためにも絶対に押さえておくべきポイントの再確認です。
氣鍼医術ならではの「不問診断」、問診することなしに治療すべき箇所を明らかにします。そのために子午診断・奇経診断・腹氣鍼診断の連係が威力を発揮しますが、望診も重要です。患者の動作から滞りの箇所を見出します。
不問診断が重要なのは、患者の主訴と治すべき箇所は違う、ということが往往にしてあるからです。痛みなどを訴えている部位にばかりとらわれていると、本当の原因を見逃しかねません。そのためにも治療家が自身のセンサーで不具合を見つけることが必要です。
訴えのない首のコリから、督脈へのアプローチが必要であると判断。効果を届かせる場所をコントロールするために刺鍼の深度を見極めることが重要。それに威力を発揮するのが「後方検脉」です。鍼の深度を変えながら脉締を探ります、脉締を得られた深度が最適ということです。
バネ指の治療など、効果のほどを確認しながら治療を進められるので、患者さんに与える納得・安心度も高いです。
脉診によって手技の効果のほどがその場でわかるということは、その場で症状を改善できる術を探ることができるということです。
これもまた、痛みをその場で除去できる、という氣鍼医術の根拠となるものです。
「今、そこにある痛みを、魔法のように消すことができる」氣鍼医術、皆様の治療にお役立てくださいませ。
平成30年度開催済み講座アーカイブ – 経絡治療脉診流氣鍼医術
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