さ、彦摩呂の口調でみなさんご一緒に。
研修生デーはネタの宝石箱や!
雨が降ろうが槍が降ろうがコロナが降ろうが治療を求める患者さんが絶えることはありません!ベッドはフル回転です!!
というわけで(どういう?)葛野先生がベッドを駆け回る隙間時間にちょこちょこと猫の手がつっこまれます。置鍼、お灸などが猫の手業務の主なものです。
タイマーが鳴りました、「抜鍼して」と指示がなされます。
脉をみました、ふむふむ(ふむふむ、ってなに?ふむふむって!
頭5本、首筋3本の鍼を抜きました。
そして、また脉を見ましたところ。
ろ。
さっきと全然違う!
めっちゃいいお脉!!
なに、これ!!!
私、何かした????
先生、先生!抜鍼して脉が変わるってありますか??
そりゃー、あるよ。置鍼は補法だから、抜鍼のときに氣が抜けないようにやったらちゃんと補いがなされて脉もよくなるわ。
抜鍼したら、脉がものすごくよくなったんです!!
それは抜鍼をうまくやれた、ということやな
鍼灸学校では補瀉をあまり(むしろ、まったく)意識していないので、実習の際にバンバン氣が抜かれてしまって倒れる学生が頻出とのこと。
補法の抜鍼は氣を漏らさないように、去ること弦絶のごとし!で素早く蓋をすることが大切です。
みなさんご存知のように(知らんか)氣鍼医術の特徴として一鍼一穴ごとに検脉をする、というものがあります。
今回も、抜鍼の前と後、2回検脉をしたからその変化に気づけたのです。
脉が良くなった、とわかったのです。
では良い脉とは何か?
氣鍼医術ではこう定義されています。
中脉よりやや下に在り、細く締まり、艶と和緩と、時季脉を帯び、滑らか、且つ、律動的な脉状
きちんと定義されているということが再現性に必須ですね。誰もが同じゴールを目指すことができるのですから。
最後までお読みくださりありがとうございます
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