こちらの↓続きのようなものです。
https://kishinijutsu.net/2020/08/16/%e7%9d%a3%e8%84%88%e3%81%ae%e8%99%9a%e5%ae%9f%e3%82%92%e3%81%99%e3%81%90%e3%81%ab%e7%ad%94%e3%81%88%e3%82%89%e3%82%8c%e3%81%be%e3%81%99%e3%81%8b%ef%bc%9f/
では、問題です。
上記の症例で、証が心虚肺腎実ではなく心包虚肺腎実である理由を述べよ。
え?わからない?
そんな子は(どんな?)氣鍼医術臨床講座に入塾しなさい!!
https://kishinijutsu.net/acupuncturist/course/
心虚と心包虚がはっきりと区別されるのも氣鍼医術の特徴です。
みなさんご存知のように(知らんか)氣鍼医術は子午診断、奇経診断が連動していることで本治法の証を確実に特定することができます。本治法が確実に特定されるとはどういうことか、治療精度が高いということですよ!
本治法で証が確定する前には子午診断、奇経診断というプロセスが必ずあります(熟練者はこの行程を省くこともありますが)。
心虚を導く奇経はなにか
心経の子午拮抗経絡は胆経、
奇経は 臨泣ー後谿 です。
同じように、心包経の子午拮抗経絡は胃経、
奇経は 陥谷ー後谿 です。
心包虚肺腎実という証が導かれたということは
奇経診断が 陥谷ー後谿 であったと推察されます。
さらに子午診断にまで遡ることができます。
このように子午、奇経、本治が連動していることによって、確実な治療が行えるのです。
もしも本治法が終わったあとに求める脉締が得られなかった場合は、行程のどこかに判断ミスがあったとして遡ってやり直せばいいのです。
目分量の鍼ではこうはいきません。起きている現象の原因を必ず特定することができるのです。それは脉締を根拠としているゆえです。
最後までお読みくださりありがとうございます
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